電気協同研究 第58巻 第3号【12-1ラーメン構造を有する基礎】の間違い
ラーメン構造の有限要素法についての記事作成に当たり、電気協同研究 第58巻 第3号のP257で紹介されている、たわみ角法による設計例と同じモデルを題材にしようと考えて計算を進めたが、設計例の値と合わずに悩んでしまった。
結論を言うと電協研の記述に誤りがあったので、備忘録として以下に記録する。
P247 (a)各材端モーメントの は間違いで、正しくは である。
P247 (b)平衡方程式の は間違いで、正しくは である。
P248 (2.1.9)式の
は間違いで、正しくは
である。
P257の計算例「(b)柱体部下端を固定とした場合」において上2つの間違いは直っているが、最後の は間違った式のままで計算されているので各材端モーメント以降の結果がメチャクチャになっている。
以下、P258について
が正解
それに伴い
になる。
(iv)材端モーメント
と は問題なしだがそれ以降はすべての計算結果が間違っている。結果のみを以下に記すと、
が正解
(v)反力
が正解
(vi)安定計算に用いる反力
が正解
計算の詳細についてはEXCELシートを作成したのでそれを参照して頂きたい。
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