送電建設技術者のための構造力学・材料力学の学び方
株式会社スタークスは送電関連支持物の設計や構造計算を得意としています。
お客様のご要望に応え、業務を進める上では構造力学や材料力学の知識が必要になりますが、今回はそれらの学習に役立つオススメの書籍をご紹介します。
<構造力学>
建築構造力学〈1〉静定構造力学を学ぶ (建築学テキスト)
構造力学の学習で私が最もお勧めするのがこの本です。
内容をじっくりと読んで練習問題をしっかりと解けば、構造力学に関してはかなり力が付くはずです。
更にステップアップしたい方には
建築構造力学〈2〉不静定構造力学を学ぶ (建築学テキスト)
もオススメです。
もう一度学ぶ構造力学
私のお気に入りの本です。
構造力学について一段深い理解が得られ、読むたびに新たな学びがあります。
この本の内容でよく理解出来ないところは別の書籍で勉強し、再度この本に戻るという事を繰り返すといいでしょう。
簡単な内容ではありませんが、この本を読みこなすことが出来れば構造力学に関してそれなりのレベルだと自負しても良いかと思います。
<材料力学>
これならわかる 図解でやさしい入門材料力学
材料力学の入門書は数多く有り良書も多いのですが、その中でもお勧めできる本です。
しっかりと練習問題を解けば材料力学についての基本的な知識が身につきます。
初めて学ぶ鉄骨構造 基礎知識
鉄骨構造の構造計算について一通りの事が学べます。
日本建築学会の「鋼構造設計規準」に準じた内容で、式の成り立ちについての丁寧な解説と具体的な計算例が豊富で実務に大変役立ちます。
送電関係の仕事をされている方は電気系出身者が多く、構造力学や材料力学にはあまり馴染みのない方が多い様です。
私自身、学生時代の専門は全く別の分野だったのですが、基本的な事柄から少しづつ学ぶことで、何とか業務に必要な知識を身につけることが出来たように思います。
どの書籍で学ぶ際にも言える事ですが、問題をしっかりと自分の手で解いてみる事が重要です。
また、少し時間を置いた後に2度、3度と繰り返して問題を解く事が新たな発見に繋がり、更に学習効果がアップします。